稚内地域実験研究ネットワーク

研究活動


過酷な自然環境における無線系IPネットワークの脆弱性の実験研究

広域過疎地域においてIPネットワークを設置するためには、安価な無線系設備を用いることが不可欠です。しかし寒冷・積雪地域では、視界不良によるレーザー光無線通信装置の脆弱性や、着雪・着氷による無線LAN装置の脆弱性が問題となります。稚内地域ネットにおいても、レーザー光無線通信装置を用いている稚内北星大〜稚内高および稚内北星大〜稚内商工高のリンクが降雪や霧によってダウンしやすいことが、平成12年度の運用実験から経験的にわかっています。そこで、地域ネットがほぼ整備された平成13年度からは、稚内地方気象台のデータ(降雪量、霧など)を取得し、回線状況と照合することにより、天候とリンクとの相関関係を定量的に評価しています。我が国の広域過疎地域は、北海道、東北、北陸地方など積雪量の多い地域と広く重なっており、本実験研究から得られるデータは、全国の通信ネットワークの高帯域化を進める上で不可欠な、貴重な技術的データになるものと考えられます。

無線系IPネットワークの経路制御に関する実験研究

無線系IPネットワークは天候による影響を避けられないため、冗長系(バックアップ)による障害回避策を講じる必要があります。そこで、レーザ光無線回線と無線LAN回線との併設、および3ノードのトライアングル型接続を行い、回線状況に応じた適切な経路制御の方法について研究します。
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